1A、1次号試とは

2014年2月12日更新

1Aはイチエーと読み、一次号試とも言われます。自動車業界で使われる場合、これはトヨタ用語の一つで、First Assembly Pre-productionを略して1Aとしています。英語での意味がそのまま内容を示しているように、組立工場での新型車の1回目号試(試作車)のことを意味します。ポイントは、量産試作の第1号ということで、試作車はこの前にも製造していますが、量産ラインで製造する試作車という点が決定的に違います。

基本的には本型本工程品を納入する必要がありますが、諸事情でずれ込むこともあり、各社の対応は区々です。

なお、号試は初期の「試作」とは違い、実際の生産ライン上で作る試作車のことになるので、試作イベントと呼ばれる自動車開発のプロセスの中では、大詰めを迎える部分でもあります。本型本工程品が必要なのもこれが理由です。これが終わると、量確、品確を経て、量産開始となります。

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