購中粗とは何か|自動車部品の納入形態

2018年11月3日更新

購中粗とは納入形態を示す自動車業界・自動車部品業界の業界用語の一種ですが、この分野で使われる場合、特にスズキ関係で聞くことがある用語です。

自動車部品のサプライチェーンは、部品メーカーからカーメーカーへダイレクトに納入するというもののほか、カーメーカーの指示に基づき、別のメーカーへ支給するというものもあります。支給先でカーメーカーへ納入できる状態の部品にまで仕上げ、カーメーカーに納入されるという形態です。

この納入先が支給先となる取引を、一部のカーメーカーや部品メーカーでは購中粗と呼ぶことがあります。あまり一般的な用語ではなく、特定の会社との取引や地域でしか使われない専門用語となります。

自動車部品の業界では同じ部品メーカー同士での納入・受領のやり取りも頻繁に行われます。「支給」や「社給」と呼ばれるものは、部品メーカー同士での売買ではなく、自動車メーカーからの要求に応じて有償支給や無償支給の形で部材のやり取りを行います。もちろん、部品メーカー同士での売買で行う場合もあります。

自動車には、2万〜3万もの部品が使われますが、車両組み立ての段階でこれらすべてを一度に組み立てて車を生産しているわけではなく、ある程度のユニットというか、塊になったものを組み付けていきます。これは車両だけでなく、エンジンや足回りも同様で、完成車をつくるメーカーも、エンジンや足回り、ボディなど別々の場所にライン・工場を持っており、それらを最後に組み立てる車両工場へ集め、自動車を生産しています。自動車メーカーに納入される段階では、その工場での目的のものを最短で作り上げられる状態になっている必要があります。

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