CoAの検査成績書とは

2014年4月21日更新
CoAの検査成績書

CoAは、製造業で使われる場合、たいていはCertificate of Analysisの略称で、いわゆる分析証明書のことです。

貿易業務で多用されるのは、輸出先の国の制度により、国化学物質によっては規制が存在する為、含有物質を証明するためにも使われています。原材料メーカーからの英文による検査成績書、検査証明書の形で出されることが多いため、製造ロットごとの分析表としても使われます。CoAといえば、たいていの場合通じますが、使う文脈や相手の業界によっては別のものを意味することもありますので、最初は省略せずにCertificate of Analysisと書いたほうがよいでしょう。相手がこれをCoAと略して使っているようならば、こちらも安心して真似することができます。

薬品、化学物質を輸送する場合にはMSDSも必要となりますが、場合によってはこのCoAも現地側にて着荷(通関)までに必要とされることがあります。この場合、製品となる原材料や化学物質などの検収をあげるタイミングで、分析証明書も入手できるでしょうから、その時点でメールに添付し相手に送るとよいでしょう。

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