表面粗さ記号の換算表について:Ra、Rz、Rmax(Rzjis)

2009年9月14日更新

粗さ曲線に基づく表面粗さ記号ですが、旧規格の記号と新規格が錯綜としており、なかでも図面によって使われる粗さ記号が異なるケースも見受けられます。この場合、使われている表面粗さ記号を比較し換算する必要性が出てくる場合があります。断面曲線のうち、旧規格のRa、Rz、Rmaxは異なる部分からとった値であり、厳密には換算することは難しいのですが、概ね下記の換算が成り立ちます。なお、最新のJIS B 0601:2001ではRmaxがRzに、RzがRzjisに変わっているので注意が必要です。

表面粗さ記号:Ra、Rz、Rmaxの換算表
Rmaxの区分値 Rzの区分値 Raの区分値 基準長さLの標準値 三角記号
(0.05s) (0.05z) (0.013a) - ▽▽▽▽
0.1s 0.1z 0.025a
0.2s 0.2z 0.05a
0.4s 0.4z 0.10a
0.8s 0.8z 0.20a 0.25
1.6s 1.6z 0.40a 0.8 ▽▽▽
3.2s 3.2z 0.80a
6.3s 6.3z 1.6a
12.5s 12.5z 3.2a 2.5 ▽▽
(18s) (18z) 6.3a
25s 25z
(35s) (35z) 12.5a -
50s 50z 25a
(70s) (70z) -
100s 100z -
(140s) (140z)   - -
200s 200z (50a)
(280s) (280z)
(100a)
400s 400z
(560s) (560z)  

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