水靭処理(水じん処理)とは

2013年7月7日更新

おおよそ1000℃〜前後に加熱した鋼材を急冷する熱処理技法のひとつ。焼入れ焼き戻しとは異なり、硬度をあげるために行うものではありません。ほとんどの場合、高マンガン鋳鋼に使われる為、水靭イコールこの鋼材とも言えます。

水靭処理は、材料の持つ粘り強さを高める処理であるため、対象となる素材はより優れた靭性を持つ鋼材となります。

この熱処理技術が使われる高マンガン鋼では、鋼種(鋼材の種類ごと)によって、水靭処理に使われる温度が定められているものもあります。

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