アルミニウム陽極酸化処理技能士(陽極酸化処理作業)について

2010年11月7日更新

加工対象となる物質の表面に酸化皮膜を作り出す技術で、アルマイト処理とも言います。アルミやアルミ合金の表面は常に酸化皮膜で覆われていますが、これをさらに高めたり、均一につけることができます。陽極酸化皮膜ともいいます。また着色することができるため、装飾用途でも利用の幅は広い技術です。難点としては、アルマイト処理そのものは表面が脆く、二次加工がしづらい点やアルミ以外の金属では膜厚が十分に稼げないという点が挙げられます。

平成22年(2010年)アルミニウム陽極酸化処理技能士(陽極酸化処理作業)技能検定概要

 
等級 1級
実技内容 (1)硫酸陽極酸化処理及び着色皮膜処理
(交流電解着色又は有機染色のどちらか一方)
(2)電解液の分析及び調整計算
(3)試験材の皮膜厚さ測定及びアルカリ滴下試験
試験時間 3時間20分
 
等級 2級
実技内容 (1)硫酸陽極酸化処理
(2)電解液の分析及び調整計算
(3)試験材の皮膜厚さ測定
試験時間 2時間15分
         

スポンサーリンク

>このページ「アルミニウム陽極酸化処理技能士(陽極酸化処理作業)について」の先頭へ

資格一覧へ戻る

アルミニウム陽極酸化処理技能士(陽極酸化処理作業)の関連リンク、体験談

砥石からはじまり、工業技術や工具、材料等の情報を掲載しています。製造、生産技術、設備技術、金型技術、試作、実験、製品開発、設計、環境管理、安全、品質管理、営業、貿易、購買調達、資材、生産管理、物流、経理など製造業に関わりのあるさまざまな仕事や調べものの一助になれば幸いです。

このサイトについて

研削・研磨に関わる情報から、被削材となる鉄鋼やセラミックス、樹脂に至るまで主として製造業における各分野の職種で必要とされる情報を集め、提供しています。「専門的でわかりにくい」といわれる砥石や工業の世界。わかりやすく役に立つ情報掲載を心がけています。砥石選びや研削研磨でお困りのときに役立てていただければ幸いですが、工業系の分野で「こんな情報がほしい」などのリクエストがありましたら検討致しますのでご連絡ください。toishi.info@管理人

ダイヤモンド砥石のリンク集

研磨や研削だけでなく、製造業やものづくりに広く関わりのあるリンクを集めています。工業分野で必要とされる加工技術や材料に関する知識、事業運営に必要な知識には驚くほど共通項があります。研削・切削液、研削盤、砥石メーカー各社のサイトから工業分野や消費財ごとのメーカーをリンクしてまとめています。

研磨、研削、砥石リンク集