機械加工技能士(心無し研削盤作業)について

2010年11月7日更新

心無し研削とは、センタレス(センターレス加工)ともいい、円筒研削のように加工する対象の中心を押さえることなく研削・研磨する様式です。砥石と調整車の間にある支持刃の上にワークを乗せて加工するため、端でセンター軸をとることができない加工物に対しても有効な方法です。また量産効果の高い加工様式でもあります。

平成22年(2010年)機械加工技能士(心無し研削盤作業)技能検定概要

等級 試験内容 時間
1級 心無し研削盤(研削といし厚さ150mm以上)を使用し、SCM435〜445及びS45Cの焼入れ、焼戻し材料[φ35×150、φ6×180(研削部の長さ137mm)、硬さ45HRC以上]の研削加工を通し送り研削及び送り込み研削で行う。 3時間30分
等級 試験内容 時間
2級 心無し研削盤(研削といし厚さ150mm以上)を使用し、SCM435〜445の焼入れ、焼戻し材料[φ35×150、φ30×20×φ20(穴)、硬さ45HRC以上]の研削加工を通し送り研削で行う。 3時間
             

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