STK490の材質、成分、重量、寸法、引張強度などの規格|STK鋼管

2013年9月16日更新

STK490は主として建築用に規格化された構造用の炭素鋼鋼管で、強度保証がついています。STK鋼管とも呼ばれ、書かれている数字が最小の引張強さを示しています。サイズのバリエーションが多いですが、一部機械構造用の鋼管とかぶる寸法もあるため、用途によって使い分ける必要があります。STK490は、STK鋼材の中ではマンガン量の含有が最も多くなっています。

STK鋼管のサイズ、重量

建築用・建設用を想定したSTK管は、JISによって寸法と、単位質量、公差が定められています。

STK490の成分、材質

STK490の成分、材質
炭素鋼鋼管の種類 C Si Mn P S
STK490 0.18以下 0.55以下 1.65以下 0.035以下 0.035以下

STK490の機械的性質|引張強さ、降伏点、耐力、扁平性、曲げ性

STK490の引張強さ、降伏点、耐力、扁平性、曲げ性
鋼管の種類 引張強さ
N/mm2
降伏点
耐力
N/mm2
溶接部
引張強さ
N/mm2
へん平性
平板間の距離(H)
曲げ性
50mm以下で適用
曲げ角度 内側半径
STK490 490以上 315以上 490以上 7/8D 90° 6D

STK490の伸び

STK490の伸び(40mm以下の外径には適用しない)
継目無し(シームレス)、鍛接 電気抵抗溶接、自動アーク溶接 全製管方法
350mm以下 350mm超え
11号試験片
12号試験片
11号試験片
12号試験片
5号試験片 4号試験片
管軸方向 管軸方向 管軸直角方向 管軸方向 管軸直角方向
23 23 18 21 17

「JIS G 3444 一般構造用炭素鋼鋼管」に規定のある材料記号

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