SUH409(耐熱鋼)の成分、硬度、機械的性質

2013年3月20日更新

SUH409はフェライト系の耐熱鋼板の規格で、チタンを含むタイプです。Niについても、0.60%以下ならば含有してもよいとの規定があります。自動車排ガス浄化装置用材料やマフラーなどの用途に使われています。

SUH409の比重、密度

耐熱鋼には比重や密度に関する規定は4種類(SUH309、SUH310、SUH409、SUH409L)で、このうちSUH409は7.75となっています。

SUH409の成分

SUH409の成分
耐熱鋼の種類 C Si Mn P S Cr N その他
SUH409 0.08以下 1.00以下 1.00以下 0.040以下 0.030以下 10.50〜11.75 - Ti:6xC%〜0.75

SUH409の機械的性質|熱処理、硬度、引張強さ、耐力、伸び

SUH409の機械的性質
耐熱鋼の種類 耐力(N/mm2) 引張強さ(N/mm2) 伸び(%) 硬さ 曲げ性
HBW HRBSまたはHRBW HV 曲げ角度 内側半径
SUH409 175以上 360以上 22以上 162以下 80以下 175以下 180° 厚さ8mm未満:厚さの0.5倍
厚さ8mm以上:厚さの1.0倍

スポンサーリンク

>このページ「SUH409(耐熱鋼)の成分、硬度、機械的性質」の先頭へ

砥石からはじまり、工業技術や工具、材料等の情報を掲載しています。製造、生産技術、設備技術、金型技術、試作、実験、製品開発、設計、環境管理、安全、品質管理、営業、貿易、購買調達、資材、生産管理、物流、経理など製造業に関わりのあるさまざまな仕事や調べものの一助になれば幸いです。

このサイトについて

研削・研磨に関わる情報から、被削材となる鉄鋼やセラミックス、樹脂に至るまで主として製造業における各分野の職種で必要とされる情報を集め、提供しています。「専門的でわかりにくい」といわれる砥石や工業の世界。わかりやすく役に立つ情報掲載を心がけています。砥石選びや研削研磨でお困りのときに役立てていただければ幸いですが、工業系の分野で「こんな情報がほしい」などのリクエストがありましたら検討致しますのでご連絡ください。toishi.info@管理人

ダイヤモンド砥石のリンク集

研磨や研削だけでなく、製造業やものづくりに広く関わりのあるリンクを集めています。工業分野で必要とされる加工技術や材料に関する知識、事業運営に必要な知識には驚くほど共通項があります。研削・切削液、研削盤、砥石メーカー各社のサイトから工業分野や消費財ごとのメーカーをリンクしてまとめています。

研磨、研削、砥石リンク集