エンジンカッター
砥石を回転させる駆動部分にエンジンを採用したタイプの切断機械で、持ち運び可能なものと、据付型のものがあります。多くの場合、砥石には切断用のダイヤモンドホイールが使われます。路面などの切断には、ダイヤモンド砥石を用いたブレードなどが使われていますが、精密用の切断砥石とはまた違う性能が必要です。アスファルトやコンクリートなど複合材料を切断しなくてはならず、かつドレッシングなどを頻繁に行なうこともできないため、集中度を落とした切れ味を相当あげたタイプの仕様が多いです。素材も金属よりも硬度があり、粉のような切り屑を出すため、目詰まりせずに切れ味を持続させていく必要があります。チップの配置方法や、形状、材質に大きな特徴を出している製品も見受けられます。
路面の切断は、マンホールの取り換え時などもそうですが、アスファルトなどの熱で溶けて粘っこい材料と、コンクリートなどの複合材料などをまとめて切断する必要があり、工具の仕様もそれに適合したものが求められます。こうした工事のほとんどで活躍しているのがダイヤモンド工具ですが、前述の通り、精密のものとは少し異なり、過酷な使用環境に耐えられることが必須です。
- 砥石の用語集へ戻る
スポンサーリンク