ヌープ硬さ、ヌープ硬度
押し込み硬さの一つで、ヌープ圧子といわれるダイヤモンド四角錐圧子を用いて、試験対象にくぼみをつけたときの荷重を、くぼみ表面積で割った値です。比較的低い荷重でも高い精度の測定ができるので、薄い板や軟質材や硬脆材の測定にも適用できます。なお、ダイヤモンドのヌープ硬さは約6000(kg/mm2)とされます。次点であるCBNは4700程度で、ダイヤモンドがいかに硬いかがわかります。これが一般砥石に使われる砥粒となると、緑色炭化ケイ素(GC)で2700程度となるため、超砥粒に硬度においては遠く及びません。ただ研磨の場合は、砥粒が硬いことに越したことはありませんが、加工物のほうが硬くても研磨できる場合があります。
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- 砥粒の種類:ダイヤモンドとCBN(ボラゾン)
- ビッカース硬さ(単位:HV)
- ショア硬さ(単位:HS)
- ブリネル硬さ(単位:HB)
- ロックウェル硬さ(単位:HRC)
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