レジン
レジンボンド、もしくはそれを使った砥石のことを指します。レジン=樹脂で作られた結合剤(ボンド)で、やわらかく弾性に富んだボンドとして知られています。一般には、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂などが使われますが、中には耐熱樹脂なども存在します。切れ味に優れ、扱いやすいレジン砥石ですが、熱に弱いのが難点です。研削中はとにかく研削点(砥石とワークの接触部分)は高温になり、研削液などのクーラントでも十分に冷やしきるのは困難です。また砥粒として使われるダイヤモンドも同じく熱に弱く、研削中は砥石が高速で回転して高温となるため、この「熱」の逃げ道がうまくできないと、ワークが焼けてしまったり、砥石が熱で充分な働きができなくなったりすることもあります。こうしたレジンやダイヤモンドが熱に弱い点をカバーするものとして耐熱レジンボンドが広く使われるようになりました。
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