機械加工技能士(円筒研削盤作業)について
円筒研削とは、その名の通り、加工対象を寝かせて両端に中心を取って回転させながら、その外周を砥石で研磨もしくは研削していく加工様式のことです。円筒研削の方法には、砥石をワークの沿って前後に動かしていくトラバース研削や、ワークに押し当てていくだけのプランジ研削などがあります。回転させることのできないワークは加工できません。
試験科目にあるアーバーとは、フランジのセンター穴に装着する「棒」で、研削ホイールのバランスを取ったりする際にも使います。高精度が要求される部品です。
平成22年(2010年)機械加工技能士(円筒研削盤作業)技能検定概要
等級 | 試験内容 | 時間 |
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1級 | 万能研削盤(φ55×300mm以上の工作物の研削能力を有するもの。旋回主軸台付き円筒研削盤と内面研削盤との組合せでもよい。)を使用して、テーパ付きアーバ及びスリーブの外周研削、端面研削及び内面研削を行う。 | 5時間 |
等級 | 試験内容 | 時間 |
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2級 | 円筒研削盤(φ55×300mm以上の工作物の研削能力を有するもの)を使用して、テーパ付きアーバの外周研削及び端面研削を行う。 | 3時間30分 |
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