機械加工技能士(マシニングセンタ作業)について
従来、工作機械は一種類の加工について一種類の対応する機械を用いていましたが、マシニングセンタ(MCとも略されます)では、旋盤、フライス盤、ボール盤で行うことができる一連の加工を1台でこなすことができる機械です。タテ型とヨコ型がありますが、いずれも加工対象となるワーク側が回転するわけではなく、工具側が高速回転して対象を切削していきます。この際、工具の取り換えはプログラムにより自動で行われます。
平成22年(2010年)機械加工技能士(マシニングセンタ作業)技能検定概要
等級 | 内容 | 時間 |
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1級 | 要素試験:取付け工具の選定、仕上げ面に対応する仕上工具の選定、切削条件及び表面粗さの判定、表面粗さに対する刃具の選定、加工工具の選定、加工物の測定、プログラムの誤り箇所の判定及びマシニングセンタにおけるインデックステーブルの回転中心の心出しについて行う。 | 45分 |
ペーパーテスト:複雑な部品のプログラミングにおける加工順序の決定、工具通路図の作成、切削条件の決定、ツーリング図の作成、作業時間の見積り、マシニングセンタの各種の支障の調整等について行う。 | 1時間30分 |
等級 | 内容 | 時間 |
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2級 | 要素試験:取付け工具の選定、仕上げ面に対応する仕上工具の選定、切削条件及び表面粗さの判定、加工物の測定、プログラムの誤り箇所の判定及びマシニングセンタにおけるインデックステーブルの回転中心の心出しについて行う。 | 35分 |
ペーパーテスト:部品のプログラミングにおける加工順序の決定、工具通路図の作成、切削条件の決定、ツーリング図の作成、マシニングセンタの簡単な支障の調整等について行う。 | 1時間30分 |
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