めっき技能士(溶融亜鉛めっき作業)について
溶融亜鉛めっきとは、亜鉛を溶かした中にめっきを付けたいものを入れて表面に金属膜をつける技術です。重量物や大型のものに厚膜めっきを施すことができ、亜鉛鍍金は耐食性が長持ちするため、構造物や溶融半田などにも使われています。この技法そのものは溶融メッキと呼ばれる方法で、亜鉛のほかにもスズやアルミについても行うことができます。
平成22年(2010年)めっき技能士(溶融亜鉛めっき作業)技能検定概要
等級 | 実技内容 | 試験時間 |
---|---|---|
1級 | (1)塩酸溶液の遊離塩酸濃度の測定及び指定の濃度にするための塩酸補給量の算出を行う。 | 30分 |
(2)試験片の溶融亜鉛めっき処理、付着量の制御、直接法での付着量測定及び付着量グラフの作成を行う。 | 1時間30分 | |
(3)間接法による付着量試験、膜厚測定及び密着性試験を行う。 | 1時間15分 |
等級 | 実技内容 | 試験時間 |
---|---|---|
2級 | (1)試験液の比重測定及びその濃度の算出を行う。 | 30分 |
(2)試験片の溶融亜鉛めっき処理及び直接法での付着量測定を行う。 | 1時間30分 | |
(3)見本試験片の判定及び製品の仕上げを行う。 | 4分及び40分 |
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