A5021(アルミニウム)の成分、特性、機械的性質、強度、耐力について
A5021は5052と同程度の強度を持つアルミ合金で、耐食性、成形性に優れた材料です。用途としては、飲料缶用の材料等が上げられます。5000系材料の中ではシリコンの許容含有比率が比較的高い部類になります。またマグネシウムの量は中程度です。
A5021の成分
5000番台の番号が付いているアルミ合金は、マグネシウムを主要添加物質としたAl-Mg系の合金です。
合金番号 | Si | Fe | Cu | Mn | Mg | Cr | Zn | Ga, V, Ni, B, Zr等 | Ti | その他 | Al | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
個々 | 合計 | |||||||||||
A5021 | 0.40以下 | 0.50以下 | 0.15以下 | 0.10から0.50 | 2.2から2.8 | 0.15以下 | 0.15以下 | - | - | 0.05以下 | 0.15以下 | 残部 |
A5021の機械的性質(耐力、引張強さ、伸び、曲げ)
A5021の形状記号
旧JIS規格ではA5021の形状は、下表の通り板、条、円板の1種類のみ規定があります。現行の規格ではこの材料は削除されています。
形状記号 | 意味 | 英語 |
---|---|---|
A5021P | 板、条、円板 | Plate |
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