A5021(アルミニウム)の成分、特性、機械的性質、強度、耐力について

2021年7月11日更新

A5021は5052と同程度の強度を持つアルミ合金で、耐食性、成形性に優れた材料です。用途としては、飲料缶用の材料等が上げられます。5000系材料の中ではシリコンの許容含有比率が比較的高い部類になります。またマグネシウムの量は中程度です。

A5021の成分

5000番台の番号が付いているアルミ合金は、マグネシウムを主要添加物質としたAl-Mg系の合金です。

A5021(アルミニウム)の成分
合金番号 Si Fe Cu Mn Mg Cr Zn Ga, V, Ni, B, Zr等 Ti その他 Al
個々 合計
A5021 0.40以下 0.50以下 0.15以下 0.10から0.50 2.2から2.8 0.15以下 0.15以下 - - 0.05以下 0.15以下 残部

A5021の機械的性質(耐力、引張強さ、伸び、曲げ)

A5021の形状記号

旧JIS規格ではA5021の形状は、下表の通り板、条、円板の1種類のみ規定があります。現行の規格ではこの材料は削除されています。

A5021の形状記号の一覧
形状記号 意味 英語
A5021P 板、条、円板 Plate
  

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