A5042(アルミニウム)の成分、特性、機械的性質、強度、耐力について
A5042は5052と5182の中間程度の強度を持つアルミ合金で、耐食性や成形性に優れています。5052とともに飲料缶用の材料として使われます。5000系の主要添加元素であるMgとSiの量も平均的な部類です。
A5042の成分
5000番台の番号が付いているアルミ合金は、マグネシウムを主要添加物質としたAl-Mg系の合金です。
合金番号 | Si | Fe | Cu | Mn | Mg | Cr | Zn | Ga, V, Ni, B, Zr等 | Ti | その他 | Al | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
個々 | 合計 | |||||||||||
A5042 | 0.20以下 | 0.35以下 | 0.15以下 | 0.20から0.50 | 3.0から4.0 | 0.10以下 | 0.25以下 | - | 0.10以下 | 0.05以下 | 0.15以下 | 残部 |
A5042の機械的性質(耐力、引張強さ、伸び、曲げ)
A5042の形状記号
JIS規格ではA5042の形状は、下表の通り板、条、円板の1種類のみ規定があります。
形状記号 | 意味 | 英語 |
---|---|---|
A5042P | 板、条、円板 | Plate |
スポンサーリンク
>このページ「A5042(アルミニウム)の成分、特性、機械的性質、強度、耐力について」の先頭へ
- 加工材料の性質と特徴(目次)へ戻る
- アルミ合金の一覧へ戻る
- アルミ合金−5000系の一覧へ戻る