普通ポルトランドセメントの成分、特徴について
一般的なセメントといった場合、ほとんどはこの普通ポルトランドセメントです。一般のコンクリート工事に使われ、セメントの代名詞と言っても過言ではありません。国内で使用されるセメントのうち、7割以上がこれだと言われています。土木、建築ともに使うことができる汎用性の高いセメントで、最も手に入りやすく、左官用にも使われます。
なお、JIS規格ではクリンカおよび石こうの合量は質量パーセントで95以上100以下と定められています。
普通ポルトランドセメント | 普通ポルトランドセメント(低アルカリ形) | ||
---|---|---|---|
密度(g/cm3) | - | ||
比表面積(cm2/g) | 2500以上 | ||
凝結 | 始発(min) | 60以上 | |
終結(h) | 10以下 | ||
安定性 | パット法 | 良 | |
ルシャテリエ法(mm) | 10以下 | ||
圧縮強さ(N/mm2) | 1d | - | |
3d | 12.5以上 | ||
7d | 22.5以上 | ||
28d | 42.5以上 | ||
水和熱(J/g) | 7d | - | |
28d | - | ||
化学成分(%) | 酸化マグネシウム(MgO) | 5.0以下 | |
三酸化硫黄(SO3) | 3.5以下 | ||
強熱減量 | 5.0以下 | ||
全アルカリ | 0.75以下 | 0.60以下 | |
塩化物イオン | 0.035以下 |
スポンサーリンク
>このページ「普通ポルトランドセメントの成分、特徴について」の先頭へ
- 加工材料の性質と特徴(目次)へ戻る
- 「セメントの種類、成分、特徴について」へ戻る