超速硬セメント(急硬性セメント)の特徴とは

2011年4月18日更新

2、3時間程度で圧縮強度が10(N/mm2)にも達する超速硬のセメントで、緊急の工事やコンクリート二次製品、トンネル等の吹き付けコンクリートに使われています。普通セメントが7日で達する硬さにわずか数時間で到達可能です。成分としてはポルトランドセメントの原料に蛍石、ボーキサイトなどを混ぜています。概ねポルトランドセメントの成分と類似しています。

硬化が特に早いタイプのセメントであり、打ちこみや仕上げを素早く行う必要があります。

スポンサーリンク

>このページ「超速硬セメント(急硬性セメント)の特徴について」の先頭へ

加工材料の性質と特徴(目次)へ戻る
「セメントの種類、成分、特徴について」へ戻る

超速硬セメント(急硬性セメント)の特徴についての関連記事とリンク

このサイトについて

当サイトの記事はすべて工業製品のメーカーの実務経験者が執筆しています。

砥石メーカーの製品や技術を紹介するサイトとしてはじまりましたが、加工技術・工具・研削・研磨に関わる情報から派生し、ユーザーの問い合わせに応じて鉄鋼、非鉄、貴金属、セラミックス、プラスチック、ゴム、繊維、木材、石材等製造に使用する材料・ワークの基礎知識についても掲載するようになりました。その後、技術情報に限らず、製造業で各分野の職種・仕事を進めるうえで役立つノウハウも提供しています。

製造、生産技術、設備技術、金型技術、試作、実験、製品開発、設計、環境管理、安全、品質管理、営業、貿易、経理、購買調達、資材、生産管理、在庫管理、物流など製造業に関わりのあるさまざまな仕事や調べものの一助になれば幸いです。

工業情報リンク集

工業分野のメーカーや商社を中心に、技術、規格、ものづくりに広く関わりのあるリンクを集めています。工業製品の生産に必要とされる加工技術や材料に関する知識、マーケティングから製品企画、開発、販売戦略、輸出入、物流、コスト低減、原価管理等、事業運営に必要な知識には共通項があります。

研磨、研削、砥石リンク集