SCM418(クロモリ鋼)の成分と機械的性質(引張強さ、降伏点、伸び、絞り、硬度)
SCM418はクロムモリブデン鋼のうち、炭素含有量が0.16〜0.21のものです。クロモリ鋼は構造用合金鋼のなかでは比較的購入しやすい価格帯です。また多くの機械部品に使われ、炭素の量により性質のバリエーションが豊富な鋼材です。
材料記号 | C | Si | Mn | P | S | Ni | Cr | Mo |
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SCM418 | 0.16 〜0.21 |
0.15 〜0.35 |
0.60 〜0.90 |
0.030以下 | 0.030以下 | 0.25以下 | 0.90 〜1.20 |
0.15 〜0.25 |
種類 | 熱処理温度 (℃) |
引張試験 (4号試験片) |
衝撃試験 (Uノッチ試験片) |
硬度 (HBW) |
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焼入れ | 焼戻し | 降伏点 N/mm2 |
引張強さ N/mm2 |
伸び % |
絞り % |
衝撃値 (シャルピー) J/cm2 |
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SCM418 | 1次850から900油冷 2次800から850油冷または925保持後850から900油冷 |
150〜200 空冷 |
- | 880以上 | 15以上 | 40以上 | 69以上 | 248〜331 |
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