SCM822(クロモリ鋼)の成分と機械的性質(引張強さ、降伏点、伸び、絞り、硬度)
SCM822は主としてはだ焼用として使われる合金鋼で、この用途としては最も硬い表面を得ることのできるクロモリ鋼です。参考値の物性ではありますが、HBWで302から415の範囲となります。引張強さも1030以上となっています。鋼材のスペックについては同等品を製造しているメーカーへ確認ください。
材料記号 | C | Si | Mn | P | S | Ni | Cr | Mo |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SCM822 | 0.20 〜0.25 |
0.15 〜0.35 |
0.60 〜0.90 |
0.030以下 | 0.030以下 | 0.25以下 | 0.90 〜1.20 |
0.35 〜0.45 |
種類 | 熱処理温度 (℃) |
引張試験 (4号試験片) |
衝撃試験 (Uノッチ試験片) |
硬度 (HBW) |
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焼入れ | 焼戻し | 降伏点 N/mm2 |
引張強さ N/mm2 |
伸び % |
絞り % |
衝撃値 (シャルピー) J/cm2 |
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SCM822 | 1次850から900油冷 2次800から850油冷または925保持後850から900油冷 |
150〜200 空冷 |
- | 1030以上 | 12以上 | 30以上 | 59以上 | 302〜415 |
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