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SCr445（クロム鋼鋼材）の成分と機械的性質（引張強さ、降伏点、伸び、絞り、硬度）

2010年10月6日更新

SCr445はクロム鋼鋼材のうち、炭素含有量が最も多く熱処理により最高の硬度に仕上げることができる材料です。強靭鋼で、降伏点も825以上、引張強さも980以上と同種のクロム鋼の中で一番高い数値を示しています。

SCr445の成分（単位：%）
材料記号	C	Si	Mn	P	S	Ni	Cr	Mo
SCr445	0.43 ～0.48	0.15 ～0.35	0.60 ～0.90	0.030以下	0.030以下	0.25以下	0.90 ～1.20	-

SCr445の熱処理温度、機械的性質、硬度（参考値）
種類	熱処理温度（℃）		引張試験（4号試験片）				衝撃試験（Uノッチ試験片）	硬度（HBW）
種類	焼入れ	焼戻し	降伏点 N/mm²	引張強さ N/mm²	伸び %	絞り %	衝撃値（シャルピー） J/cm²	硬度（HBW）
SCr445	830～880油冷	520～620 急冷	835以上	980以上	12以上	40以上	49以上	285～352

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