SKD1(合金工具鋼鋼材:ダイス鋼)の用途、硬度、熱処理温度、機械的性質、成分の一覧
SKD1は冷間金型用の合金工具鋼のうち、耐摩耗性とともに不変形性に優れた高炭素、高クロム鋼で、常温での耐摩耗性に特に優れています。SKD材は別名ダイス鋼とも言われるとおり、線引ダイスのほか、各種抜き型に利用されます。ただ加工しにくく、焼入れ温度が高い材料でもあります。焼入れ以後は、不変形性に優れたSKS3よりもさらに優れ、低い膨張に抑えることができますので、ゲージ等での利用もあります。
材料記号 | 化学成分 | ||||||||
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C | Si | Mn | P | S | Cr | Mo | W | V | |
SKD1 | 1.90 〜2.20 |
0.10 〜0.60 |
0.20 〜0.60 |
0.030以下 | 0.030以下 | 11.00 〜13.00 |
- | - | - |
材料記号 | 焼なまし温度 ℃ |
焼なまし硬度 HBW |
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SKD1 | 830〜880徐冷 | 248以下 |
材料記号 | 熱処理温度 ℃ |
焼入焼戻し硬度 HRC |
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焼入れ | 焼戻し | ||
SKD1 | 970空冷 | 180空冷 | 62以上 |
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