SKD11(合金工具鋼鋼材、ダイス鋼)の用途、硬度、熱処理温度、機械的性質、成分の一覧
SKD11は冷間金型用の合金工具鋼のうち、SKD1と同様、常温での耐摩耗性に特に優れた鋼材です。窒化処理によっても高い硬度を得られることが知られています。高クロム、高炭素鋼で、ゲージやプレス型に利用されます。研削や研磨などの加工はダイヤモンドではなく、cBNで行うほうが効果的です。
材料記号 | 化学成分 | ||||||||
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C | Si | Mn | P | S | Cr | Mo | W | V | |
SKD11 | 1.40 〜1.60 |
0.40以下 | 0.60以下 | 0.030以下 | 0.030以下 | 11.00 〜13.00 |
0.80 〜1.20 |
- | 0.20 〜0.50 |
材料記号 | 焼なまし温度 ℃ |
焼なまし硬度 HBW |
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SKD11 | 830〜880徐冷 | 255以下 |
材料記号 | 熱処理温度 ℃ |
焼入焼戻し硬度 HRC |
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焼入れ | 焼戻し | ||
SKD11 | 1030空冷 | 180空冷 | 58以上 |
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