SNCM415(ニッケルクロムモリブデン鋼)の成分と機械的性質(引張強さ、降伏点、伸び、絞り、硬度)
SNCM415はニッケルクロムモリブデン鋼の一つで肌焼き鋼として使われます。SNCM材の中では、含有する炭素量が0.12から0.18と最も少ない素材になります。優れた特性を持つ反面、価格が高く汎用材というよりは、特殊材の部類になります。
材料記号 | C | Si | Mn | P | S | Ni | Cr | Mo |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SNCM415 | 0.12 〜0.23 |
0.15 〜0.35 |
0.60 〜0.90 |
0.030以下 | 0.030以下 | 0.40 〜0.70 |
0.40 〜0.60 |
0.15 〜0.25 |
種類 | 熱処理温度 (℃) |
引張試験 (4号試験片) |
衝撃試験 (Uノッチ試験片) |
硬度 (HBW) |
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焼入れ | 焼戻し | 降伏点 N/mm2 |
引張強さ N/mm2 |
伸び % |
絞り % |
衝撃値 (シャルピー) J/cm2 |
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SNCM415 | 1次850から900油冷 2次780から830油冷 |
150〜200 空冷 |
- | 880以上 | 16以上 | 45以上 | 69以上 | 255〜341 |
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