SNCM415(ニッケルクロムモリブデン鋼)の成分と機械的性質(引張強さ、降伏点、伸び、絞り、硬度)

2010年10月19日更新

SNCM415はニッケルクロムモリブデン鋼の一つで肌焼き鋼として使われます。SNCM材の中では、含有する炭素量が0.12から0.18と最も少ない素材になります。優れた特性を持つ反面、価格が高く汎用材というよりは、特殊材の部類になります。

SNCM415の成分(単位:%)
材料記号 C Si Mn P S Ni Cr Mo
SNCM415 0.12
〜0.23
0.15
〜0.35
0.60
〜0.90
0.030以下 0.030以下 0.40
〜0.70
0.40
〜0.60
0.15
〜0.25
SNCM415の熱処理温度、機械的性質、硬度(参考値)
種類 熱処理温度
(℃)
引張試験
(4号試験片)
衝撃試験
(Uノッチ試験片)
硬度
(HBW)
焼入れ 焼戻し 降伏点
N/mm2
引張強さ
N/mm2
伸び
%
絞り
%
衝撃値
(シャルピー)
J/cm2
SNCM415 1次850から900油冷
2次780から830油冷
150〜200
空冷
- 880以上 16以上 45以上 69以上 255〜341

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