Ti-1.5Al|チタン合金50種(α合金、TAP1500:板、TAR1500:条、TATP1500:管、TAB1500:棒、TAW1500:線)の特性
チタン50種はTi1.5Alの名でも知られ、チタン合金に分類される材料のひとつで、アルミを添加元素としています。金属組織上、α合金(アルファ合金)と言われるもので、高温での耐酸化性、高いクリープ強度、良好な溶接性を持ちます。ただ、熱処理で強度を上げる等の機械的性質の改善をはかることができません。α組織を安定させる元素としては、アルミ(Al)の他、酸素(O)、窒素(N)、炭素(C)があります。自動車、二輪車向けのマフラーの材料として使われます。
Ti-1.5Al|チタン50種の成分
チタンの種類 | N | C | H | Fe | O | Al | V | Ru | Pd | Ta | Co | Cr | Ni | S | La + Ce + Pr + Nd |
Ti |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
50種 | 0.03以下 | 0.08以下 | 0.015以下 | 0.30以下 | 0.25以下 | 1.0から2.0 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | 残り |
Ti-1.5Al|チタン50種の強度、機械的性質
チタンの種類 | 引張試験 | 曲げ試験 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
厚さ mm |
引張強さ MPa |
耐力 MPa |
伸び % |
厚さ mm |
曲げ角度 | 内側半径 | |
50種 | 0.2以上50以下 | 345以上 | 215以上 | 20以上 | 0.2以上0.5未満 | - | - |
0.5以上2未満 | 105° | 厚さの2倍 | |||||
2以上5未満 | 105° | 厚さの2.5倍 |
スポンサーリンク
- 加工材料の性質と特徴(目次)へ戻る
- チタン合金、純チタンの一覧へ戻る