貿易でのO/Fの意味とは何か

2018年1月31日更新

輸出や輸入などの貿易の現場で使われるO/Fは、Ocean Freightの意味で使われる慣用的な略語です。Ocean Freightは、船便のことです。ただし、エアー便か船便かを区別するようなときに使う輸送モードの意味で使うこともあれば、海上運賃の意味で使うこともあります。

輸出や輸入の見積もり明細を業者からもらう際、海上運賃の欄に書かれている場合、正味の海上輸送コストのことを意味しています。このため、慣用的に、O/Fを海上輸送コストの略語の意味で使うことがよくあります。

貿易の輸送コストは種々の費用の合計値となるため、一見分かりにくくなっており、海上輸送コストは原則、「ベースレート」と「サーチャージ」で構成されていますが、20ftコンテナもしくは40ftコンテナ1本あたりの海上運賃(ベースレート)だけを示している事もあれば、これに付随するFAF(BAFとも言います。燃料費調整係数)、YAS(CAFとも言います。通貨変動調整係数)、AFR FEE(出港前報告制度に基づく諸費用。B/L単位でチャージ)といった燃費や為替変動によって変動するコストであるサーチャージをすべて含んでいる場合もあります。このあたりはO/Fという用語を使う際の文脈や会社によって異なります。輸送費明細では通常これらは別にされていますので、こうした場合にO/Fといった場合は、海上運賃の中でもベースレートだけを意味していることがあります。

なお、貿易における輸送費は海上輸送の場合、海上運賃のほか、トレードタームの条件によって輸出側、輸入側での諸手続きや諸経費がかかりますので、これらも考慮する必要があります。海上運賃だけを見ていると輸出地側、輸入内側でかかる種々のコストが入っていませんので、思わぬコスト増に驚く事になるかもしれません。

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