砥石の種類の特定方法について

2009年9月14日更新

砥石の種類は多数知られており、同じ種類の砥石でも仕様が違えばその性能は全く異なったものになります。また、多くの砥石は見た目が似ており、外観だけからではどのような砥石か明確にわからないことがあります。砥石は砥粒の粗さである「粒度」(番手、メッシュとも言われます)だけでなく、ボンドや集中度、結合度、形状など仕様によって性能が大きく変わります。

砥石を買い換えるときや、砥石の比較を行なう際には今使っている砥石がどのような仕様なのか把握する必要があります。ここでは、砥石のラベルや刻印、検査票に書かれている記号から仕様を特定する方法をご紹介します。

砥石の種類を特定する

砥石の仕様をあらわすラベルや検査票の数字や文字には下記のような意味があります。

砥石の仕様表示例

刻印やラベル、検査票が無い場合、現物から特定する方法もあります。ボンドのおおまかな材質に関しては、見た目でも判別できますので、あとは拡大鏡で砥層部に光っている砥粒の大きさと、おおまかな分布状況、加工しているワークと加工条件、使用感などから推測していきます。

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