原子力発電の割合(国別の統計)
IAEA(国際原子力機関)の統計に、各国での原子力発電への依存度を示したグラフがあります。
1位が原子力政策をすすめてきたフランスで、電力の実に74%を原子力に依存しています。福島の原発事故を受けたあとも、エネルギー政策を変更することなく、今後も原子力による発電を国策としてすすめる考えです。ここまで電気を原子力で賄っているとさすがに方向転換は難しいかもしれません。続いて、スロバキア、ベルギーが50%、ウクライナが48%、ハンガリーが42%と続き、日本は事故以前の2010年度では29%となっています。
2011年8月時点では、日本国内の多くの原発は一時停止状態となっているため、電力のうち原子力発電の占める割合は約14%まで低下しています。
日本の原子力発電の割合は、地域によっても異なり、福島の原発事故以前のデータでは例えば関西電力は45%が原子力発電によるものでした。
日本国内の原子力発電所の分布。※以下の地図には青森県の北端にある東通原子力発電所が記載されていません。九州のSENDAIは川内(せんだい)原子力発電所です。※この地名の読み方についてご指摘いただきました。ありがとうございました。【2012年5月16日追記】
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