フランジ
研削盤に取り付けるダイヤモンドホイールには中心部分に穴があけられています。これをそのまま機械に取り付けると、振れ精度の維持ができませんので、まずホイールの穴に研削盤へ取り付けるためのジグを取り付けます。これがフランジです。研削盤の主軸に取り付けるネジ部と、バランスを取るための錘がついた円盤状の輪でホイールを前後から挟み込むような構造になっており、フランジの穴はテーパーが付いています。機械側の主軸にもテーパーがついており、双方どれくらいあわせるかで振れを調整します。研削盤のメーカーによってもフランジの形状は違いますので、ダイヤモンドホイールを購入する際は研削盤の許容外径サイズのほか、穴径も間違えずに見ておく必要があります。キズなどがついてしまうと、その部分がミクロレベルでは盛り上がってしまうため、精度が維持できません。錆びないようよく油で手入れし、細心の注意を払って取り扱う必要があります。材質はほとんどの場合、鋼です。
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