フォーミングドレッサーとは
ダイヤモンドドレッサーのうち、先端に埋め込んだダイヤモンドを研磨などで形状加工したタイプのツールです。ダイヤモンドの形状は、この工具を使う対象の形状によって、円錐や角錐、チゼル状などに加工したものです。研削砥石のツルーイングのほか、ドレッシングツールとして使われています。単石ドレッサーと異なり、先端部分のダイヤを加工成形しているため、衝撃には弱く、欠けやすいので取り扱いには注意が必要です。
円錐ドレッサー
ダイヤモンドフォーミングドレッサーのうち、先端のダイヤモンドを円錐状に加工したものです。円錐角はおおむね35度〜120度程度のものが多いですが、Rをつけたタイプのものもあります。ねじ研削、歯車研削などに使う砥石のフォーミング用に使われます。
角錐ドレッサー
その名の通り、先端のダイヤモンドを角錐型に加工したものです。尖った面が必要な場合に威力を発揮します。先端が鋭いことと脆いことは表裏一体ですので、ドレッシング圧は最小にし、切り込み量もミクロン単位に抑えたほうがよいです。切れ味は抜群なので、状況に応じて精密研削や内研などの砥石に活用できます。