固定砥粒とは
いわゆる液体に砥粒をまぜこんだ研磨材である遊離砥粒(いわゆるスラリー等)に対置する言葉で、固形を保つ「砥石」全般はすべて固定砥粒ということができます。
ボンドでしっかりと固着されており、ラッピングなどの研磨に比べると砥粒が「切り込んで」いく研磨加工になるため、固定砥粒を使ったほうが研磨の時間や、加工効率の面では優れています。 反面、最終仕上げの研磨などで面粗さを出すのに限界があり、こちらでは遊離砥粒に軍配があがります。遊離砥粒と固定砥粒を併用するような加工方法もあります。加工対象や工程ごとに使い分けられています。