面取りとは
物体の「角」を落とす加工のことを面取りといいます。ある一定の角度で尖った角を落とすことで、部品、パーツ同士のはめあいを調整したり、角の部分で怪我をしたりしないように、あるいは角が欠けることを防ぐ目的でも面取り加工は行われます。切断や研磨等でまっすぐな「面」をつくると、そこと直交する部分は必ず角になります。
面取りは加工対象の材質や形状にもよりますが、ほとんどの場合は、研削か研磨によって行われます。レンズの凹凸を作り出すための研磨機であるカーブジェネレータ(CG)には、面取りを行うことのできる機構があらかじめ備わっているものもあります。面取りだけを行う専用の機械も分野によっては使われます。
ガラスの加工ではほとんどの縁部分には面取りが施されています。面取りには、ほんのわずかに面を取る「糸面取り」と呼ばれるものもあります。図面などではC面、C面取りと言われることが多いかもしれません。
面取りを施していない尖った「角」については、現場用語で「ピン角」と呼ばれることが多いです。
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