川砂利コンクリートとは
コンクリートの構成成分のうち、70%近くになるのが骨材ですが、この骨材の種類による分類です。川砂利は骨材の中では最高の品質を持ちます。というのも、塩分が少なく、よくしまった構造をしているためで、天然骨材として特に優れているとされます。ただ近年は、良質な川砂利が減少しており、採取源が川から海へ移りつつあるとされます。また人工的に加工して粒径を整えた人工骨材もよく使われます。
海や山から採れる砂や砂利が川のものに比べて劣るとされるのは、塩分や泥などの有機物のためと言われます。塩分は鉄筋コンクリートなどとして使う場合、中の鉄筋の錆の原因となったり、有機物はコンクリートの硬化を妨げ、硬くて密度の高いコンクリートを作るためには障害になる場合あります。もっとも、実用的に使われているこれら海や山に由来する骨材は、塩分や泥、粒度などの規定によって基準を満たすものが使われます。
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