コンクリートの種類と性質について
コンクリートの種類は、分類によって複数の分け方があり、同じコンクリートであってもいくつもの分類に当てはまることがあります。JIS規格にもある通り、よく使われる分類の一つには、コンクリートの製造工程によるものがあります。
この分け方を採用すれば、生コン工場から搬送されてきて現場で流し込むだけの状態になっているコンクリートをレディーミクストコンクリート、工事現場・建設現場で練り混ぜてコンクリートにする現場練りコンクリート、あらかじめ必要とされる形状になっているコンクリート製品であるプレキャストコンクリート、となります。
またコンクリートの結合材による分類であれば、セメントペースを用いて硬化させる最も一般的なセメントコンクリート、アスファルトを結合材に用いたアスファルトコンクリート、樹脂材料であるポリマー等を用いたレジンコンクリート、となります。
結合材ではなく、骨材のほうで分類すると、川砂利コンクリート、砕石コンクリート、軽量コンクリート、重量コンクリート等が挙げられます。
加工する際には、水和反応によるガラス結晶、砂利などの石材、セメント、これらを同時に加工することになります。コンクリートの打設後の加工のほとんどは、切断や穿孔、研削、研磨でダイヤモンド工具が使われます。加工現場では水が使えないこともあり、乾式による加工が比較的多いのも特徴と言えます。
コンクリートの種類と特徴
- レディーミクストコンクリート
- 現場練りコンクリート
- プレキャストコンクリート
- 早強コンクリート
- マスコンクリート
- プレパックドコンクリート
- プレストレストコンクリート
- 高流動コンクリート
- 高強度コンクリート
- 膨張コンクリート
- 流動化コンクリート
- AEコンクリート
- 川砂利コンクリート
- 砕石コンクリート
- 軽量コンクリート
- 重量コンクリート
- セメントコンクリート
- アスファルトコンクリート
- レジンコンクリート(ポリマーコンクリート)
- 鉄筋コンクリート
- 鉄骨鉄筋コンクリート
- 繊維補強コンクリート
- 寒中コンクリート
- 暑中コンクリート
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- コンクリートの圧縮強度
- コンクリートの吸水率
- コンクリートが硬化する原理
- コンクリートの鉄筋は錆びないのか