SNC815(ニッケルクロム鋼)の成分と機械的性質(引張強さ、降伏点、伸び、絞り、硬度)
SNC815はニッケルクロム鋼の中では最も引張強さの高いタイプの材料で、はだ焼き用の素材です。硬度の範囲も285から388と最高の範囲を持ちます。ニッケルの作用により、クロムの持つ焼入れ性の向上や被膜による耐摩耗性・耐食性の効果が向上しています。
材料記号 | C | Si | Mn | P | S | Ni | Cr | Mo |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SNC815 | 0.12 〜0.18 |
0.15 〜0.35 |
0.35 〜0.65 |
0.030以下 | 0.030以下 | 3.00 〜3.50 |
0.60 〜1.00 |
- |
種類 | 熱処理温度 (℃) |
引張試験 (4号試験片) |
衝撃試験 (Uノッチ試験片) |
硬度 (HBW) |
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焼入れ | 焼戻し | 降伏点 N/mm2 |
引張強さ N/mm2 |
伸び % |
絞り % |
衝撃値 (シャルピー) J/cm2 |
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SNC815 | 1次830から880油冷 2次750から800油冷 |
150〜200 空冷 |
- | 980以上 | 12以上 | 45以上 | 78以上 | 285〜388 |
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