SNC836(ニッケルクロム鋼)の成分と機械的性質(引張強さ、降伏点、伸び、絞り、硬度)
SNC836は強靭鋼としてのニッケルクロム鋼の中では機械構造用材料として最も機械的特性値が高い材料です。なお、ニッケルの含有量は815とともに3.0〜3.5%となっており、他のニッケルクロム鋼よりも高くなっています。
材料記号 | C | Si | Mn | P | S | Ni | Cr | Mo |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SNC836 | 0.32 〜0.40 |
0.15 〜0.35 |
0.35 〜0.65 |
0.030以下 | 0.030以下 | 3.00 〜3.50 |
0.60 〜1.00 |
- |
種類 | 熱処理温度 (℃) |
引張試験 (4号試験片) |
衝撃試験 (Uノッチ試験片) |
硬度 (HBW) |
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焼入れ | 焼戻し | 降伏点 N/mm2 |
引張強さ N/mm2 |
伸び % |
絞り % |
衝撃値 (シャルピー) J/cm2 |
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SNC836 | 820から880油冷 | 550〜650 急冷 |
785以上 | 930以上 | 15以上 | 45以上 | 78以上 | 269〜321 |
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