ホワイトメタル(1種)WJ1の成分、用途、特徴
Sn(錫)をベースにしたホワイトメタルで、他にSb、Cuを加えた三元素を主な成分とする合金です。
熱伝導率は40〜50W/(m・K)前後で、Pb系のホワイトメタルに比べると硬度に優れるため、高速高荷重の軸受用として向いている金属です。銅の量は硬さに影響してきます。高速高荷重用としては、Cu、Sbの比率が最も低いタイプです。
種類 | 化学成分(%) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
Sn(錫) | Sb(アンチモン) | Cu(銅) | Pb(鉛) | Zn(亜鉛) | As(ヒ素) | |
WJ1 | 残部 | 5.0〜7.0 | 3.0〜5.0 | - | - | - |
種類 | 不純物(%) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Pb(鉛) | Fe(鉄) | Zn(亜鉛) | Al(アルミ) | Bi(ビスマス) | As(ヒ素) | Cu(銅) | |
WJ1 | 0.50以下 | 0.08以下 | 0.01以下 | 0.01以下 | 0.08以下 | 0.10以下 | − |
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