ホワイトメタル(1種)WJ1の成分、用途、特徴

2013年1月9日更新

Sn(錫)をベースにしたホワイトメタルで、他にSb、Cuを加えた三元素を主な成分とする合金です。

熱伝導率は40〜50W/(m・K)前後で、Pb系のホワイトメタルに比べると硬度に優れるため、高速高荷重の軸受用として向いている金属です。銅の量は硬さに影響してきます。高速高荷重用としては、Cu、Sbの比率が最も低いタイプです。

ホワイトメタル(1種)WJ1の成分
種類 化学成分(%)
Sn(錫) Sb(アンチモン) Cu(銅) Pb(鉛) Zn(亜鉛) As(ヒ素)
WJ1 残部 5.0〜7.0 3.0〜5.0 - - -
  
ホワイトメタル(1種)WJ1の成分で許容される不純物
種類 不純物(%)
Pb(鉛) Fe(鉄) Zn(亜鉛) Al(アルミ) Bi(ビスマス) As(ヒ素) Cu(銅)
WJ1 0.50以下 0.08以下 0.01以下 0.01以下 0.08以下 0.10以下

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