SD(砥石の表示)|合成ダイヤモンド

2010年6月26日更新

ダイヤモンド砥石の砥粒のうち、合成ダイヤモンド(人工ダイヤモンド、synthetic diamond)を使った砥石であることを示す表記方法の一つです。ダイヤモンドホイールなどの砥石では、その仕様を表記するために規則性のある方法がとられており、SDもその一つです。

SD 140 N 100 M-3.0と書いてあった場合、SDが合成ダイヤモンドもしくはダイヤモンドを使ったものであることを示しています。140は粒度、Nはボンドの硬さ(結合度)、100はダイヤモンドの量(集中度)、Mはボンドの材質でこの場合はメタルボンド、3.0はダイヤモンドの入っている砥石の正味部分、砥層の厚みをあらわしています。このSDを金属でコーティングしたタイプをSDCと表記します。なお、一般的にはSDはメタルボンドなどを用いた砥石に使われます。SDCはレジンボンドによく使われるタイプの合成ダイヤモンドです。

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