砥石の選び方:砥粒から選ぶ
先に「研削対象で選ぶ」のところで述べたように、加工対象の材質によって、ダイヤモンドがよいか、CBNがよいかが決まります。また、これらの砥粒には表面にコーティングを施したものと、そうでないものがあります。
コーティング(コーテッド)ダイヤモンド、CBN
ダイヤモンド、CBNにCu, Ni, Ag, Ti等を被覆。レジンボンドに使う砥粒では一般的にコーティングダイヤモンド(SDC)、コーティングCBN(CBNC)が使われ、メタルボンド、ビトリファイドボンド、電着ボンドには、ノンコーティングのダイヤモンドとCBNが使われます。 レジンボンドにコーティングされたダイヤモンドやCBNが好まれて使われる理由は概ね次のとおりです。
ノンコーティング(ノンコーテッド)ダイヤモンド、CBN
一般砥石の砥粒
研削砥石で使われる一般砥粒は、ダイヤモンドやCBNには硬さでは及びませんが、廉価である点などから今も幅広い業界で使われています。
WA:白色アルミナ質
A:褐色アルミナ質
HA:解砕型アルミナ質
PA:淡紅色アルミナ質
GC:緑色炭化ケイ素
C:黒色炭化ケイ素
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