工具研削・工具研磨・PCD用ダイヤモンドホイール・CBNホイール:難削材用

2010年1月27日更新

工具研削は、工具のどの部分を加工するのかによって砥石の形状や仕様は異なります。工具に用いられる素材は、超硬やダイヤモンド焼結体(PCD)、チップと共にシャンク部分も研磨する共摺りのパターンなどもあり、それぞれに向き不向きの砥石があります。

また使い終わったバイトやチップなどを再研磨するのか、新規に超硬工具を製作するときに使うのかでも砥石の仕様は変わってきます。ワークが超硬の場合、ダイヤモンド砥粒をレジンボンドで固定したタイプのダイヤモンドホイールがよく使われます。またコストは若干上がりますが、ビトリファイドタイプのボンドを用いたダイヤモンドホイールも検討されることがあります。ダイヤモンド焼結体(PCD)の場合、砥石にも硬さが求められるため、ビトリファイドボンドを用いたダイヤモンドホイールも使われます。。

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ダイヤモンド焼結体はその名のごとく、最も硬いダイヤモンドの多結晶体であり研削の難しい難削材の一つとして知られます。硬いがゆえに、ダイヤモンドホイールの損耗も大きく、わずかな削り代を研削しきるのにも時間がかかってしまいます。このダイヤモンドホイールに使われるビトリファイドタイプのボンドは、メタル、レジンと比較して最も硬いボンドで、気孔を比較的多く持つ砥石に仕上がります。

ビトリファイドは弾力があまりなく、砥粒が砥石に凹まないため、切れ刃の突出し量が高めになる傾向があります。したがって、強い切り込みが期待できます。

また気孔がチップポケットとなり、加工物の切り屑をうまく排出してやるため、研削条件があえば目詰まりも比較的少なくてすみます。 ドレッシングには単石ダイヤモンドドレッサを用いると一層効果的です。

超硬工具にスパイラル状の溝を入れるためのフルート研削から、ダイヤモンド焼結体の先端部分を再研磨する用途まで幅広い仕様が知られています。。

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