ピリ欠け
ガラスなどの素材を研削・研磨している際に加工対象のチッピング(欠け)を起こすことがありますが、ピリ欠けはそうしたもののうち、比較的小さいもののことをいいます。ガラスが欠ける現象は、ハマもしくはハマ欠けともいわれますがこちらはどちらかというと大きめの欠けで、特に貝殻状のチッピングを意味することもあり、ピリと使い分けられることがあります。
粒度の不適合のほか、ボンド、集中度、研削液の量・濃度、周速度、送り速度、切り込み量など砥石の仕様と加工条件が対象にマッチしていないと起こりやすい現象の一つです。 また、加工方法によってはアップカット、ダウンカットの違いでもチッピングの発生量に違いが出る場合もあります。
近年は、精密関連機器・製品の要求精度の向上に伴い、こうした用途の部品では以前は許容されていたガラスのピリ欠け、極小のチッピングが不適合として許されなくなりつつあり、より砥石と加工条件をつめていく必要が出てきています。
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