ロータリドレッサーとは
回転式のホイールのような形状をしたドレッサで、加工対象となる砥石を複雑かつ精度の高い形状にドレッシング・ツルーイングすることのできる工具です。ダイヤモンドの砥粒が一つ一つ埋め込まれており、ロータリドレッサの形状がそのまま砥石にも転写されてしまうため、相当な精度があります。円筒研削をはじめ、内面研削、平面研削、ねじ研削などあらゆる様式で使われます。製法については、焼結法、電着法、電鋳法の3つがあるとされます。ダイヤモンドホイールなどの超砥粒ホイールと比べても、求められる精度が厳密なものであることから、価格もかなりします。
自動車用部品をはじめ、研削・研磨工程が必須となっている加工の一部では、ロータリードレッサで、使用している研削砥石など形状を整える(ツルーイング)を行わないと、加工している材料の精度にも影響するため、必須の工具となっています。
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