セラミックボンド

2010年8月10日更新

広くはビトリファイドボンド、もしくは単にビトとも言われるタイプの結合剤です。フリットや長石などガラス質、セラミック質の材料を用いた結合材で、主要3タイプのボンドであるレジン、メタル、ビトのなかでは最も硬さに優れたボンドになります。また砥石を構成する三要素である砥粒、ボンド(結合剤)、気孔のうち、メタルやレジンのダイヤモンドホイールは気孔を含まないタイプのものも多いですが、このセラミックタイプのボンドではほとんどの場合、気孔が設計上含まれています。これは切り粉や切りくずの排出を助けるチップポケットとして作用し、難削材にも効果があるとされます。

また、ボンドそのものの硬さは他の追随を許さないほど硬く、PCDをはじめダイヤモンドや工具の再研磨などでも利用されるボンドです。なお、そのボンドの硬さからドレッシングやツルーイング作業はかなり骨が折れます。高温焼結によって作られ、価格面でも他のボンドよりも割高になるケースが多いようです。

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セラミックボンドの関連用語

砥石の三要素
ボンド(結合材)の種類
ビトリファイド砥石
切り屑、切り粉

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