超仕上げ
ベアリングやシャフトなどの常に激しい磨耗を前提とする部品のうち、その磨耗面(ベアリングであれば軌道面)を極限まで研磨する最終仕上げ方法もしくはそれに使う砥石のことを超仕上げと呼びます。自動車に使われるベアリングなどは特に精度の高いものが用いられ、この加工の有無で寿命が変わるとまで言われます。通常、超仕上げ機といわれる専用機に、ホーニング砥石のような形状の超仕上げ砥石が取り付けられ、高速回転する加工物と砥石の揺動により、研磨が行なわれます。こうした特殊な加工では、砥石の目詰まりが発生したからといってドレッシング作業などをすることができないため、ドレッシング不要の目詰まりしない、もしくはしても使い続けることができる砥石が求められます。砥粒にはCBNやWA(白色アルミナ)、GC(緑色炭化ケイ素)、クロムなどが使われます。形状はワークに合わせて作られるため、小さなものから大きなものまで幅広いものが販売されています。
- 砥石の用語集へ戻る
- 砥石の選び方:砥粒から選ぶ
- 超仕上げ砥石メーカーの一覧
スポンサーリンク