A1085(アルミニウム)の成分、特性、機械的性質、強度、耐力について

2010年12月4日更新

純アルミ系で、強度は低いですが、溶接性や耐食性には優れています。また塑性加工などの面では成形性も良好な材料です。高純度アルミであることから、反射板、照明器具、装飾品、化学工業用タンクや導電材、アルミ箔としても使われます。なお、A1085は板材規格の中では最も純度の高いアルミになります。

A1085の成分

1000番台の番号が付いているアルミは純アルミニウムでどれも純度は99%以上あります。

A1085(アルミニウム)の成分
合金番号 Si Fe Cu Mn Mg Cr Zn Ga, V, Ni, B, Zr等 Ti その他 Al
個々 合計
1085 0.10以下 0.12以下 0.03以下 0.02以下 0.02以下 - 0.03以下 Ga: 0.03以下、V: 0.05以下 0.02以下 0.01以下 - 99.85以上

A1085の機械的性質(耐力、引張強さ、伸び、曲げ)

スポンサーリンク

>このページ「A1085(アルミニウム)の成分、特性、機械的性質、強度、耐力について」の先頭へ

加工材料の性質と特徴(目次)へ戻る
アルミ合金の一覧へ戻る
アルミ1000系の一覧へ戻る

A1085についての関連記事とリンク

A1085(アルミニウム)
A1080(アルミニウム)
A1070(アルミニウム)
A1050(アルミニウム)
A1050A(アルミニウム)
A1060(アルミニウム)
A1100(アルミニウム)
A1200(アルミニウム)
A1N00(アルミニウム)
A1N30(アルミニウム)

このサイトについて

当サイトの記事はすべて工業製品のメーカーの実務経験者が執筆しています。

砥石メーカーの製品や技術を紹介するサイトとしてはじまりましたが、加工技術・工具・研削・研磨に関わる情報から派生し、ユーザーの問い合わせに応じて鉄鋼、非鉄、貴金属、セラミックス、プラスチック、ゴム、繊維、木材、石材等製造に使用する材料・ワークの基礎知識についても掲載するようになりました。その後、技術情報に限らず、製造業で各分野の職種・仕事を進めるうえで役立つノウハウも提供しています。

製造、生産技術、設備技術、金型技術、試作、実験、製品開発、設計、環境管理、安全、品質管理、営業、貿易、経理、購買調達、資材、生産管理、在庫管理、物流など製造業に関わりのあるさまざまな仕事や調べものの一助になれば幸いです。

工業情報リンク集

工業分野のメーカーや商社を中心に、技術、規格、ものづくりに広く関わりのあるリンクを集めています。工業製品の生産に必要とされる加工技術や材料に関する知識、マーケティングから製品企画、開発、販売戦略、輸出入、物流、コスト低減、原価管理等、事業運営に必要な知識には共通項があります。

研磨、研削、砥石リンク集