バリウム(元素記号 Ba)の用途、特性、物性、密度、比重、融点、沸点など
バリウムはアルカリ土類金属に該当するレアメタルの一つで、水と激しく反応することでも知られます。反応性はカルシウムやストロンチウムよりもさらに高いものです。
X線を通しにくいため、胃のレントゲン検査などでお馴染みのバリウムは、硫酸バリウムで無害で安定した物質ですが、バリウムそのものは有毒で、その化合物も多くが毒性を持ちます。
バリウムは重晶石(硫酸バリウム)、毒重石(炭酸バリウム)などの鉱石として産出する元素で、生産の多くは中国、モロッコで行われています。
バリウム(元素記号 Ba)が活用されている分野
- ゴムの充填剤
- 摩擦材
- 塗料
- プラスチックへの添加剤
- 花火
- 造影剤(硫酸バリウムとして胃のレントゲン検査などに)
分類 | 金属元素 |
---|---|
電子配置 | 6s2 |
英語 | Barium |
原子量 | 137.3 |
同位体 | 130Ba、132Ba、134Ba、135Ba、136Ba、137Ba、138Ba |
融点 | 727℃ |
沸点 | 1897℃ |
密度 | 3.51g/cm3 |
比重 | |
硬度 | モース硬度1.25 |
色、形状 | 銀白色 |
20℃、1atmでの状態 | 固体 |
線膨張率 (α/10-6K-1) |
100K: 293K(20℃):18.1〜21.0(0℃〜300℃) 500K: 800K: |
700℃ | |
---|---|
300℃ | |
100℃ | |
0℃ | |
−195℃ |
700℃ | |
---|---|
300℃ | |
100℃ | |
0℃ | |
-100℃ |
スポンサーリンク