海外営業から貿易・国際物流、英文契約、海外取引での経理処理まで
海外得意先との取引で発生する様々な企業や関係者とのやり取りで必要となる基礎知識を中心に、海外営業、貿易実務や貿易英語、国際物流、国内物流、英文契約、海外取引での経理処理、海外債権管理などの幅広い内容をご紹介していきます。
海外企業との取引において貿易は避けて通れない業務となりますが、通常の英文ビジネスメールで問題なくやり取りができても、貿易英語独特の表現や、貿易の基礎知識を前提としたやり取りなどで思わぬ苦戦を強いられることがあります。
表現自体が難しいというより、貿易の知識がないとよくわからない、つまり知っているかどうかで対応可否が変わってくるようなケースが割りと多いと感じます。
生産拠点、製造拠点が日本以外にも広がりつつある中で、貿易もまた日本から海外、海外から日本の二方向だけでなく、海外間の生産工場同士の貿易や、海外の生産工場からダイレクトへ顧客の下へ輸出を行うアウト−アウトと呼ばれるような貿易も珍しくなくなってきました。はたまた、海外の生産工場からの発注でも、日本で製造したものをまた地球の裏側へ三国間貿易の形で送るということもあります。まさに貿易の多極化の時代です。
ここでの貿易とは一般的な製造メーカーの立場での貿易業務全般のことで、顧客のPO(発注書)に基づいて手配し、製品が上がってきたら輸出するためのインボイスやパッキングリストといった貿易書類を作成し、フォワーダーに依頼して輸出通関し輸送を行う、現地の港や空港にて荷卸し、輸入通関して、相手先の会社、工場まで届ける、請求を行い費用を回収するまでの一連のプロセスすべての業務です。製造業のためのビジネス英文メール例文とサンプルでも、だいぶ貿易や請求にまつわるメールの事例やテンプレートなどを紹介してきましたが、こちらでは貿易の基礎知識も交えて、より直接的に貿易や海外取引実務に関するやり取りに役立ちそうな内容をまとめていきます。
貿易は物品を指定のとおりの時間と場所へ届ける、という部分が非常に重要ですが、昨今はこれだけでなく、関税の減免手続きであったり、輸入コストの低減であったりといった付加価値の部分も重要となりつつあります。貿易にかかわる皆様にとっては、国によっては物品のライセンスを取得して無事に届けることがいかに難しいことなのかお分かりかと思いますが、貿易にあまり馴染みのない職種から見ると、「届いてあたりまえ」という風潮さえあります。たしかに、一昔前に比べれば各国への貿易にまつわる情報は集めやすくなり、日本企業の海外進出に伴い、ノウハウを蓄積してきた頼りがいのある日系フォワーダーの数も増えてきているとは言えます。
海外へ主力の量産工場が移転しつつある業種では、日本から輸出品や、日本への輸入が減少しているというのも共通しているかもしれませんが、そうした中、貿易に求められるものも、変わりつつあるように感じます。通関や請求といった部分のほか、こうした関税や貿易のルールについても触れていければと思います。
貿易取引を行う場合に必要となる知識のうち、梱包、包装、物流、輸送、貿易手続き、貿易英語、経理処理、為替、保険など幅広く紹介していきます。
海外企業や海外の生産拠点等との貿易で何か参考になることがあれば幸いです。
海外取引で必要となる貿易、物流、海外営業、英文契約等の基礎知識
主に工業製品のメーカーでよくありそうな事例をご紹介していきますが、貿易に関する用語から英語での表現まで業務で直面したものや、他の業種の方にも当てはまりそうなものも含め幅広く紹介していきます。
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- 荷受人と輸入者が異なる場合はどうするか
- consignorとshipperの違い
- インドネシアにおける通関
- インドネシア輸入ライセンスの調べ方|API-PとAPI-Uの違い、製品ごとのライセンス
- インドネシアのパススルー規制とは
- インドネシアのPIBとは
- 埠頭とバースの違い
- E. & O.E.とは
- インドネシアのPPNとは
- インドネシアにおけるNIK
- インドネシアのNPWPとは
- インドにおけるEDDとは
- インドにおけるPD BONDとは
- タイの輸入申告書の見方|税関書式form no.99、form 99/1
- インドのSVBとは|親子会社や関連会社間の貿易に必要なSVB order
- CLP規則におけるラベルの例|EUへの輸出貿易に関わるCLP規則とは
- 英語社名は登記できるか|英文社名を定款に記載する
- ETA、ETDの意味|ETAとETDは何の略か
- exporterとshipperの違い
- Laden on board the vesselの意味とは
- トラックに積載可能なパレット枚数
- ミニマムチャージとは|貿易におけるミニマムの意味
- 英文社名の調べ方
- tax invoiceとcommercial invoiceの違い
- 有償インボイスと無償インボイスの違い
- 無償サンプルのインボイス価格はどうすべきか
- ハンドキャリーを使う意味|インボイスや通関はどうなるか
- コマーシャルインボイスとプロフォーマインボイスの違い
- 輸入の仕入計上基準|輸入品の仕入れの計上時期はいつか
- クーリエとフォワーダーの違い|クーリエの意味
- インボイスに原産国を複数記載することはできるか
- 個建てと車建ての違い
- マキラドーラの意味|NAFTAとマキラドーラ、IMMEXへの変遷、トランプ政権後の廃止の可能性について
- インドのGST導入の影響と輸入時にかかる税金の種類|インド輸入時のIGSTとは何か
- kgとkgsの違い|重量単位kgsの意味とは
- 中国へボルトを輸出するときに原産地証明書がなぜ必要か
- 貿易でのO/F、O/F、OF、O⁄Fの意味とは何か
- 貿易の支払条件の一覧|英語での支払い条件の種類
- 荷姿の種類を英語表記すると|貿易や物流における荷姿の英語
- パレットにおける動荷重と静荷重の違い|動荷重と静荷重の安全を見た換算について
- スキッドとパレットの違い
- 乾燥剤の種類と特徴|乾燥剤の成分ごとのメリットとデメリット
- 中国税関におけるホワイトリストとは何か
- polとpodの意味|貿易用語でのPOL、PODとは
- コンテナの最高温度|海上輸送コンテナの温度はどこまで上がるか
- loose loadingやloose cargo、loose-loadedの意味
- prcとはどこの国か|made in prcとchinaに違いは
- 特便を英語で言うと|特便とは何か
- 陶器等に使われるMade in Occupied Japanとは価値の証なのか
- 為替におけるTTB、TTS、TTMの違いと計算方法
- 梱包仕様書、梱包指示書の英語でのフォーマットとテンプレート例
- 貿易でのIN DIAの意味
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- 船での抜港(ばっこう)の意味と理由
- インドの段ボールはなぜ臭いのか
- 船の遅延により補償請求できるか|船便の遅延責任の所在
- 本船動静の意味とは
- 貿易におけるブッキングの意味|輸出者、輸入者どちらがブッキングするのか
- 貿易におけるSHPRとCNEE、NTFYの意味
- ショアリングとラッシングの違い
- コンテナの荷崩れの原因と責任
- 各国での株式会社の英語表記の一覧
- アライバルノーティスが届かない場合
- 中国から仕入れた不良品を返品するには|CCICによる不良品検査証明が必要
- 雑パレットの意味とは
- コンテナにはパレット数はどれくらい入るか
- PoAのテンプレートとフォーマット
- 入り数の英語表記
- 材料市況とは
- 機工の意味とは
- 端数品の定義と英語表現
- 入り目重量とは
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- SOLAS条約での重量誤差の決まり
- 実入りコンテナを英語でいうと
- 実空の意味とは|実空運搬
- ビジネスでの足元ではの意味するところ
- 会社の書類や帳票の保存期間の一覧
- 集荷と出荷の違い
- 朝積みと宵積み
- 労働基準法における重量物の制限
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- 仕入書価格とはインボイスバリューのこと
- インボイスにおける重量の書き方
- ポジティブリストとネガティブリストの違い
- DHLのトラッキングナンバーはどれか
- インボイス価格0円の記載はできるか
- DHLで信書は送れるか
- 海外へ書類発送する際のインボイス
- EMSで書類を送る場合インボイスは不要か
- C&Rのビジネスでの意味
- TMRの意味とは
- 仕入単価DIの意味とは
- ウイグル製造品のアメリカの対応
- 中国の郵便番号の調べ方
- 新冠の意味とは
- FOBを航空便で使った場合の問題点
- 否決と否認、差戻しは何が違うのか
- 利計の意味とは
- 回覧と供覧の違い
- サプライズの意味とは
- 株式会社は「かぶしきかいしゃ」と「かぶしきがいしゃ」のどちらか
- ビジネスでのPOは何の略か
- ビジネスにおけるテクニカルとはどういう意味か
- 積載と搭載の違い
- 発泡紙とは
- 内材とは
- 荷送人と荷主の違い
- 買掛と売掛の違い|英語での意味
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- 同梱の意味とは
- 同梱不可とは
- 荷姿規格とは
- ダンボールの英語での略称
- 荷姿コードの一覧
- ダンボールの部位の名称を英語で言うと
- 荷姿のCTとは何か
- WDHとLWHの違い
- 幅と長さの違い
- 航空輸送で運ぶものの特徴
- 製造メーカーという表現はおかしいか
- 真荷主の意味とは
- 自主荷役の意味とは
- 路線便と定期便の違い
- 工場における人車分離とは
- 通関用インボイスと請求用インボイスの違い
- 支払い条件におけるproxの意味とは
- 合議における決裁の順番
- 洗い替えの意味とは
- 貿易における二重インボイスとは何か
- ビジネスにおけるDDLはどういう意味か
- invoice nrの意味は
- パレット混載時の積み付け
- 値上げのお知らせの例文とテンプレート
- 中国貿易で聞かれる申告要素とは
- 海上輸送で運ぶものの特徴
- 海上輸送の錆対策
- ビジネスでのVCNの意味とは
- 特採申請書のフォーマット
- 異品と誤品の違い
- 諸口の意味とは
- EUDRとは|EUへの天然ゴムやタイヤの輸出入にも影響
- 仕入先と取引先の違い
- 仕入先の反対語
- 上代と下代の掛け率
- 仕切り価格と定価の違い
- ビジネスでのコモディティ担当者の意味とは
- blank sailingの意味とは
- ワンウェイとリターナブルの意味
- Amount in wordsの意味
- ボーガスペーパーとは
- 貿易における錆の保証期間
- 廃番のお知らせ例文
- Open orderの意味
- 注文書が不要なケース
- ビジネスにおける「ダマでやる」の意味
- ビジネスで「握る」が意味するもの
- ケースマークに原産地表示は必要か
- フレイターの意味とは
- 貨物室での飛行機の温度はどれくらいか
- フレイターの高さ制限はどれくらいか
- TP箱のサイズ一覧
- 外物と内物の違い
- 販売運送と構内運送の違い
- 貿易外取引とは
- 中国での保税と課税の違い
- 海外でのSV費とは何か
- dual sourcingの意味とは
- オリコン箱の正式名称は何ですか
- TP規格はトヨタポリ箱規格の略称
- 1パレットは何キロまでにすべきか
- CLPを活用して積載効率をアップ
- 貿易におけるCIPLは最も重要な2つの書類
- オンデッキとアンダーデッキはコンテナ庫内温度の違いに注意
- パレットの重さは平均何キロと見積もればよいか
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