荷姿のCTとは何か

2023年7月15日更新

荷姿を示すCTはCARTON BOXの略語で、段ボール箱や紙製の箱のことを意味しています。100 CTといえば、段ボール箱が100箱あるということになります。CTのほか、CTNという表記が使われることもあります。

特にインボイスやパッキングリスト等の貿易書類ではダンボール箱のことを略してCTと表記するため、これが一般用語としても使われることがあります。ただCartonには紙製のという意味があるので、ダンボール以外の紙製の箱であれば同じくCTということにもなるため、明確にダンボールだけを指定したいのであればCardboard boxやCorrugated boxといった表現のほうが無難です。

なお、貿易ではCTの部分を見れば箱数がわかりますが、他にPLと記載してあるパレット数に着目する必要があります。12まわしの5段積みでCTが60箱で1PLという具合に、最後はパレタイズしてコンテナで輸送するためです。

単位としてのカートンというのは、このダンボール等の箱の材質の意味とはまた別となります。一定の個数が箱に入っているということを言いますので、1カートンで100個入りと言われれば、1箱に100個入っているというような意味合いです。この場合のカートンは段ボールや紙製に限ったわけではありません(実際にはほとんど紙製にはなると思いますが)。カートンと言われると、なんとなく大量に入っており、まとめ買いやまとめ売りのイメージがありますが、この場合、「箱」と置き換えてみるとわかりやすいかもしれません。

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