同梱不可とは

2023年7月2日更新

同じ箱に別の製品や付属物を入れてはいけないという意味です。つまり、対象となる「製品」であれば、その製品だけが箱内に入っている状態です。また輸送手段もわかれますので、同梱可であれば同じ箱、同じトラック便で運ばれることがありますが、同梱不可品というのは単独で輸送されます。

一般に、1つの注文に対して1つの梱包と1つの伝票、1つの発送という具合に連動していますので紛失や異品・品質トラブルの場合も、注文から発送・受け取りまでが一本の線でつながっており、何かあった場合にトレースできるようにしておく必要があります。取引の時点で同梱自体を売りにしてるのであれば別ですが、通常、注文者と受取者が同じだからといって、別の注文分の品物を同梱してしまうことはNGです。

近年のネットショップでの場合、1回の注文内容に複数品がある場合は、輸送費削減のため、同じ箱で効率的に発送する原則がありますが、受注処理が分かれていたり、発送元自体が分かれているケースについて同梱不可の表記が取られることがあります。送料無料の条件として、一定の金額以上の購入が定められている場合、同梱不可品と同梱可の品物の金額は合計されないことがありますので、それぞれで送料無料となる金額基準を超える購入をしないと個別に送料がかかることが一般的です。

なお、工業分野をはじめとする企業間の取引であれば同一の箱内に1種類の製品だけを入れるのが原則で、ここに別の製品を同梱させてしまうのは特殊な取り決めや条件がないとできません。同梱不可がデフォルト、ということになります。

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